ここではインプラントについての基礎的な知識などをお伝えします。
歯は表面上に見えている「歯冠」と歯茎の中に隠れている「歯根」のふたつの部分から形成されています。
簡単にいえば、物を噛み砕く部分が歯冠、そして歯冠を支えて顎に固定しているのが歯根です。
従来の治療法である入れ歯やブリッジはこの歯冠部分のみを再現して失った歯の代わりを務めさせるものでしたが、インプラントは歯根部分から再現することのできる唯一の治療法です。
インプラントは具体的には、失った歯の部分にチタンでできた人工歯根を埋め込むといった治療法なのですが、イメージとしては顎の骨にボルトで人工歯を固定するといえば分かりやすいでしょうか。
それをイメージすれば分かるとおり、入れ歯やブリッジにはない大がかりな手術が必要となり、少なからず痛みも伴います。
ですが、歯根から再現することで、健康なときと同じかそれ以上の、力強い噛み心地を得ることができるのです。
また、肝心の歯冠部分も、失った歯の部分に応じて1本ずつ作られるため、天然の歯と見た目も変わりません。
歯は全体のバランスから成り立っているので、たった一本の欠損でもそのままにしておくことはよくありません。
そのままにしておくと、1、抜けた歯とかみ合っていた歯が伸びて出てくる(対合歯の挺出)。
2、抜けた歯の両隣の歯が動いて傾いてくる(隣接歯の傾斜)。
3、かみ合わせが狂ってくる(咬合の不調和・顎偏位症)。
4、審美面での影響もあり見た目が悪くなる(美観を損なう)。
5、歯ぐきの位置が下がってくる(歯肉の退縮)。
6、顔のりんかくが変化してくる(顔貌の変化)。
などいいことは全くありません。
しっかり治療しましょう。